スマートウォッチのセキュリティ対策│情報とプライバシー
スマートウォッチは日常生活の管理にとても便利ですが、個人の健康状態、メッセージ、支払い情報といった様々な機密データを収集しています。スマートウォッチは多数のアプリ、スマートフォン、スマートホームデバイスなどに連携できるため、サイバー犯罪者やデータを収集する企業に付け込まれる危険性があります。
セキュリティ専門家は、ウェアラブル端末のパスワードポリシーの脆弱性、検出可能なBluetooth接続の懸念、安全性に欠けるコンパニオンアプリ(補助的なアプリ)の存在などといった懸念を指摘しています。スマートウォッチのメーカーはセキュリティを強化してきているものの、スマートウォッチ専用の世界共通セキュリティ基準は未だ存在しないのが現状です。
本記事では、ハッキングやデータ漏洩の実例を含めたスマートウォッチのセキュリティ脅威、スマートウォッチと連携デバイスのデータとプライバシーを守る方法を解説していきます。
スマートウォッチの安全性がこれまで以上に懸念される理由
日常生活を管理するのにスマートウォッチの依存性が高まるほど、セキュリティリスクへの曝露も深刻化します。スマートウォッチは、ユーザーの健康状態、位置情報、スマートフォンから同期されたメッセージなど絶えず個人情報を収集しており、知らないうちにスマートウォッチで共有・保存されていることがほとんどです。
スマートウォッチの利用者が増えるにつれ、サイバー攻撃を仕掛ける犯罪者も増えています。スマートウォッチがサイバー攻撃によって侵害されると、スマートウォッチ自体のデータだけでなく、スマートウォッチに連携しているあらゆるデバイスの情報へアクセスされてしまいます。更に、それらのデバイスだけでなく、スマートホームシステムや社内ネットワークなど、デバイスに接続しているネットワークまでも危険に晒す可能性があります。
スマートウォッチだけでなくデジタルライフ全般を守る第一歩として、こうしたセキュリティリスクを理解することが非常に重要です。
スマートウォッチがアクセスする機密情報の種類

スマートウォッチは様々な種類の個人データを収集することで機能しています。利用を開始すると、以下のような情報が自動的に収集・活用されることになります。
- 健康・フィットネスデータ: ほとんどのスマートウォッチは心拍数、歩数、消費カロリー、睡眠パターンを追跡します。内蔵センサーで活動を監視し、健康目標の達成を支援します。
- 位置情報データ:ほとんどのスマートウォッチはGPSや位置情報サービスを利用し、移動経路の記録、ナビゲーションの提供、位置情報に基づく機能を作動させます。つまり、移動場所の詳細な記録が生成されることになります。
- 通信ログ:一部のモデルはスマートフォンと同期し、通話履歴、テキストメッセージ、アプリ通知をスマートウォッチに表示します。
- 個人情報:スマートウォッチは、名前、連絡先情報、カレンダーの予定などの詳細を保存することが多く、これらのデータはフィッシングやその他サイバー攻撃の標的となる恐れがあります。
スマートウォッチの最大のセキュリティ脆弱性
スマートウォッチには大量の個人情報が保存されている他、その他の通信デバイスとも連携されているためサイバー犯罪者の格好の標的となっており、個人情報や接続ネットワークを危険にさらす大きな脆弱性が複数存在します。

Bluetoothの脆弱性
スマートウォッチはスマートフォンや他のデバイスとの接続にBluetoothを使用しますが、セキュリティリスクもあります。ペアリングのセキュリティ対策が不十分な場合、サイバー犯罪者がデバイス間の通信を傍受し、機密データにアクセスできる恐れがあります。
ウェアラブル端末で一般的なBluetooth Low Energy(BLE)には、いくつかの既知の脆弱性が存在します。デバイスのソフトウェアが最新でない場合、攻撃者はこれらの欠陥を悪用してデータを監視したり、悪意のあるコマンドを送信したりする可能性があり、一度侵害されると、メッセージ、通知、健康データなどが危険に晒されてしまいます。
コンパニオンアプリの脆弱性
コンパニオンアプリ(補助的なアプリ)はスマートウォッチ管理に不可欠ですが、同時に深刻なセキュリティリスクをもたらす可能性もあります。セキュリティ対策が不十分なクラウドベースのインターフェースに接続するアプリが多く、ログイン情報や再発行パスワードなど機密データが漏洩したアプリも確認されており、攻撃者にアカウントが狙われやすくなっています。
過剰なデータ収集
スマートウォッチは氏名、住所、生年月日、体重、心拍数、その他の健康指標など大量の個人情報を収集します。機能上必要なデータも多い一方で、一部のスマートウォッチでは必要以上の機密データを収集している事例が確認されています。
そのため権限設定を慎重に確認して、機能に必要な情報のみを共有するようにしましょう。スマートウォッチが保持する情報量が増えるほど、詐欺や個人情報窃取を企てるサイバー犯罪者の格好の標的となってしまいます。
ソーシャルエンジニアリングとフィッシング
スマートウォッチのフィッシング詐欺対策を忘れがちですが、スマートウォッチに保存されている連絡先、カレンダーの予定、メッセージ履歴などがフィッシング詐欺に悪用される可能性は十分あります。スマートウォッチが侵害されて通信履歴にアクセスされると、犯罪者が連絡先アプリの個人情報を収集して知り合いを装ったり、スマートフォンやメール宛てにフィッシング詐欺メッセージを送り付けられる可能性があります。
情報漏洩のリスクを軽減するには、スマートウォッチの画面に表示される機密情報を制限したり、不要な通知は無効にし、スマートウォッチのデータにアクセスできるアプリを確認して信頼できるアプリのみに許可を与えましょう。
スマートウォッチがフィッシング詐欺にとって格好の標的であるもう一つの要因は、画面サイズが非常に小さいことです。スマートウォッチのディスプレイでは、受信したメールの送信者や詳細を即座に確認できないことが多いです。詳細をきちんと確認せずにフィッシング詐欺メッセージを誤ってクリックしてしまう可能性が高まります。
パスワードポリシーが脆弱で2要素認証がないアプリも
多くのスマートウォッチ用のコンパニオンアプリはパスワードポリシーが甘く、脆弱なパスワードを登録できたり、ログイン試行回数に制限がないといったケースが見られます。セキュリティ強化策である2要素認証(2FA)すら提供していないアプリも存在します。
こうした脆弱性により、他のデバイスで漏洩したパスワードの再利用ができてしまったり、パスワードを推測されやすくなります。パスワードが侵害されると、スマートウォッチや連携アプリに保存された個人データにアクセスされる危険性があります。
スマートウォッチはハッキングされるのか?セキュリティリスクとは
スマートウォッチだけに限らずどの通信デバイスにも言えることですが、ハッキングの脆弱性は存在します。スマートフォンとの連携機能、Bluetoothペアリング、アプリインストール、データ同期といったスマートウォッチの機能は、デバイスのセキュリティ対策が不十分だとサイバー攻撃の侵入経路となる危険性があります。
最もよくあるセキュリティリスクには、不正アプリ経由のフィッシングやBluetooth暗号化の脆弱性(ペアリング時にデータを晒す可能性あり)、更にはスマートウォッチに搭載されている加速度センサーなどのセンサーが悪用され、機密情報が推測される場合もあります。
これらのリスクを軽減するには、セキュリティ設定を強化したり、非公式アプリはインストールしない、スマートウォッチとペアリングしているスマートフォンの両方のバージョンを常に最新の状態に保つなどの安全対策が必要です。
情報が漏洩した場合の被害
スマートウォッチから情報が漏洩した場合、以下のような被害に遭う恐れがあります。
- 個人情報の盗難:氏名、住所、生年月日などの個人情報が漏洩すると、なりすまし被害や不正な口座開設、利用中のサービスに本人を装ってアクセスされる恐れがあります。個人情報の盗難対策を検討したい場合、ExpressVPNではアメリカのご利用者に限定されますが「Identity Defender」というサービスを提供しており、アラート機能、Credit Scanner、ID盗難保険*などの盗難対策ツールを利用できます。
- 金融詐欺:アプリ経由で支払い情報や銀行情報が侵害されると、犯罪者があなたの名義で不正な購入や取引を行う恐れがあります。
- 位置情報の追跡:スマートウォッチのGPSデータが漏洩すると、第三者があなたの移動先を監視でき、プライバシーが脅かされる恐れがあります。
- フィッシングやなりすまし:通信記録や連絡先リストが漏洩すると、犯罪者が知人になりすますなどして、巧妙なフィッシング詐欺メッセージを送付する恐れがあります。
スマートウォッチのセキュリティインシデント事例
スマートウォッチは一見安全に見えますが、数々のセキュリティやプライバシー被害の事例が発生しています。データ漏洩や高度な窃盗手法など、スマートウォッチ関連の近年のセキュリティインシデントの事例をいくつかご紹介します。
フィットネスアプリによる機密位置情報の流出(2025年)
スマートウォッチと連動したフィットネスアプリでスウェーデン首相のフィットネス活動データが公開され、首相の私邸や公的施設間の詳細な移動経路を含む首相の移動経路が暴露されるというプライバシー侵害が発生しました。この事件は、特に機密性の高い立場にある個人やスタッフがスマートウォッチと位置情報共有アプリを使うリスクを浮き彫りにした事例です。
人気スマートウォッチブランドの脆弱性発見(2025年)
セキュリティ研究者が、著名フィットネスブランドCOROSのスマートウォッチに複数の脆弱性を発見しました。サイバー犯罪者にこれらの脆弱性を悪用されると、ユーザーアカウントが乗っ取られプライベート通知にアクセスされたり、デバイスの遠隔リセットや活動データを改ざんされるリスクが明らかとなり、同社は調査結果を認め、修正プログラムをリリースすることを公表しました。
Polarストア侵害事件(2024年)
スマートウォッチメーカーPolarの米国オンラインストアが侵害被害に遭い、乗っ取られたアカウントや偽アカウント経由の不正購入が発生しました。健康データには被害はなかったものの、同社は一時的にログイン機能を停止し、不正購入被害を受けたユーザーに周知しました。
スマートウォッチのセキュリティ対策

スマートウォッチ内蔵のセキュリティ設定を有効にする
一部のスマートウォッチには、紛失や盗難時にデータを保護するための内蔵セキュリティ機能が搭載されています。例えば、特定のモデルでは不正なペアリング試行をブロックでき、許可なく他人があなたのスマートウォッチに接続するのを防ぎます。
また、スマートウォッチを手首から外したタイミングやペアリングしたスマートフォンから場所を離れすぎた場合に、自動的にロックがかかるモデルもあります。
お使いのスマートウォッチにこれらのオプションがある場合は、安全性を強化するため有効にすることをお勧めします。そうすれば、万が一スマートウォッチが悪質ユーザーの手に渡ってしまった場合でも、データへの不正アクセスを防ぐことができます。
強力なPINを設定する
スマートウォッチに強力なPINを設定することで、紛失または盗難に遭った場合でも、他人がデータにアクセスするのを防ぐことができます。すべてのスマートウォッチモデルがPIN機能を搭載しているわけではありませんが、ロック画面保護機能を有効にするだけでも、情報を他人の目から守るのに有効です。
スマートウォッチアプリの2要素認証を有効にする
2要素認証を有効にすることでスマートウォッチに連携したアプリのセキュリティを簡単に強化できます。2要素認証を有効にすると、機密性の高いアプリやアカウントサービスにアクセスする際に、パスワードに加えてスマホに送信されるコードや認証アプリが生成するコードなどを入力するステップが発生します。
これより、万が一ログイン、パスワード情報が漏洩した場合でも不正アクセスを防げます。ただし、すべてのスマートウォッチ用アプリに2要素認証オプションがあるわけではないため、各アプリのセキュリティ設定を確認し、このオプションがある場合は極力有効化するようにしましょう。
ソフトウェアとアプリを常に最新の状態に保つ
最も簡単で効果的なセキュリティ対策の一つは、スマートウォッチ本体とアプリを最新の状態に保つことです。ソフトウェア更新では、ハッカーが悪用する可能性のあるセキュリティ上の欠陥が修正されることが多いため、更新を遅らせると既知のリスクにデバイスが晒された状態が続くことになります。
スマートウォッチだけではなく、ペアリングしているスマートフォンも同じく最新の状態に保つのを忘れないようにしましょう。両デバイスは連携して動作するため、一方が古い状態だとセキュリティの脆弱性が生じます。
自動更新を有効にしたり、定期的に更新状態を確認する習慣をつけると良いでしょう。些細なことに感じられるかもしれませんが、とても効果的な安全対策の一つです。
未使用アプリと権限の削除
スマートウォッチで使っていないアプリは削除しましょう。未使用アプリは端末内部ストレージを圧迫するだけでなく、バックグラウンドで動作しデータ収集を続けたり、アプリのバージョンが古いままだとセキュリティリスクをもたらす可能性もあります。ハッカーは脆弱性が修正されていない古いバージョンのアプリや放置されたアプリを悪用する傾向があります。
各アプリの権限を確認することもお勧めします。アプリの動作に必要のないアクセス権(位置情報や連絡先など)を要求するアプリが多いので、これらの権限を再確認して、不要なアクセス権は無効にしましょう。許可する権限が少ないほど、露出するデータも減らせます。
ペアリングしたスマートフォンの設定を確認する
スマートウォッチの安全性はペアリングしているスマートフォンにも依存します。スマートフォンのセキュリティ対策が不十分だったり、ソフトウェアが古かったりすると、スマートウォッチのセキュリティリスクが増します。
非公式ストアのアプリは個人情報を盗むマルウェアが含まれている可能性がありますので、インストールは避けましょう。また、スマートフォンの脱獄(ジェイルブレイク)やルート化は必要不可欠なセキュリティ保護機能を無効化してしまい、スマートフォンとスマートウォッチがサイバー攻撃に対して脆弱になるので避けるべきです。
スマートフォンやルーターでVPNを利用する
VPNはスマートフォンのインターネット通信を暗号化しプライバシーを保護します。スマートウォッチはペアリングされたスマートフォン経由でインターネットに接続することが多いため、スマートフォンでVPNを使用することでデバイス間でやり取りされるあらゆる通信データを保護できます。
もう一つのオプションとして、ルーターにVPNを設定する方法もあります。これにより、スマートウォッチを始めとするルーターネットワークに接続されたすべての通信デバイスにVPNが適用され、各デバイスの通信データが暗号化されます。ルーターにVPNを設定すれば、各デバイスにVPNを個別設定する手間なく、一度に保護を適用できるので便利です。
ExpressVPNはルーター用のアプリも提供しているため、ルーター設定が非常に簡単です。VPNルーターの購入を検討されている場合は、VPN機能を内蔵した専用Wi-Fi 6ルーター「ExpressVPN Aircove」がお勧めです。
不要なIoTデバイスの接続を解除する
スマートウォッチに接続するデバイスが増えるほど、個人データが漏洩するリスクは高まります。いずれかの接続デバイスが侵害された場合、攻撃者は侵害したデバイスを経路としてスマートウォッチやスマートフォンと共有している全データにアクセスする恐れがあります。
リスクを軽減するため、使っていないIoT端末や安全性に欠けるデバイスとは接続を解除しましょう。また、スマートホームの総合的なセキュリティ対策について学ぶこともお勧めします。スマートウォッチを必須かつ安全なデバイスだけに接続することで、個人ネットワークの潜在的な脆弱性を軽減できます。
ゲストWi-Fiネットワークを設定する
ゲストWi-Fiネットワークを設定し、スマートウォッチをメインデバイスから分離することをお勧めします。そうすれば、スマートウォッチが侵害された場合、ネットワーク内の他のデバイス(個人用PCやスマートホームシステムなど)にアクセスするのを防ぐことができます。
ゲストネットワークには強力でユニークなパスワードを設定し、ルーターにデバイス自動検出機能がある場合は機能を無効化しましょう。これによりネットワークへの露出が制限され、攻撃者がネットワーク内を移動することをより困難にできます。
個人情報・プライバシー保護対策
スマートウォッチの安全性を確保するには、個人データへのアクセスを出来るだけ制限することが大切です。通信デバイスはデフォルトで機密情報を収集する傾向がありますが、簡単な設定変更で不要なデータ収集・共有を減らし、プライバシーを向上できます。
スマートウォッチが収集・共有する個人情報の量を軽減する方法をいくつかご紹介します。
信頼できるスマートウォッチブランドを使う
スマートウォッチのメーカーによってセキュリティレベルは異なります。格安ブランドや知名度の低いブランドは、データ暗号化や適切なアクセス制御といった必須の保護機能を搭載していない場合があります。
一部の低価格モデルは、テキストメッセージを介した再プログラミングなど、単純なハッキングに対して脆弱であることが判明しています。スマートトイやキッズスマートウォッチなど子供向け通信デバイスは、きちんとセキュリティ保護されていない場合、お子さんの深刻なプライバシーリスクをもたらす可能性があるので特に注意が必要です。
スマートウォッチを購入する際は、セキュリティ更新が定期的に実施されており明確なプライバシーポリシーを採用している、実績・信頼できるブランドを検討しましょう。セキュリティ基準が確立しているブランドは脆弱性への対応が迅速ですし、より高度な内蔵保護機能を搭載している場合が多いです。
実績・信頼できるブランドを選ぶ主なメリット:
- ソフトウェアとセキュリティの更新が定期的に実施されている。
- 保存データや送信データ用の高度な暗号化技術。
- データの利用方法を明確に示した透明性のあるプライバシーポリシー。
- 不正アクセス防止のため高度な制御機能を搭載。
使っていない機能は無効化にする

スマートウォッチにはWi-FiやGPSなど複数の接続機能が内蔵されていますが、常にバックグラウンドで動作させる必要はありません。これらの機能を常時オンにしてしまうと、セキュリティリスクが増える危険性があります。
例えば、ナビゲーションやフィットネスアプリでGPSを使わない場合は、GPS位置情報の共有を防ぐためにオフにしましょう。Wi-Fiについても、データ同期やクラウドサービスを利用していない時はオフにします。
NFCも同様で、NF決済や他の端末とペアリングしていないなら、有効にしておく理由はありません。これらの設定を管理することで、プライバシー保護だけでなくバッテリー寿命の改善も期待できます。
サードパーティ製アプリのアクセスを制限
スマートウォッチにインストールするすべてのアプリが、個人情報や機能へのアクセスを必要とするわけではありません。アプリインストール時に権限をすぐ許可する前に、アプリが要求している内容(位置情報、連絡先、健康データなど)を確認し、アプリの動作に必須でないものはすべて拒否しましょう。インストール済みのアプリは権限を見直して、不要なアクセス権は拒否設定に更新しましょう。
拒否にするだけで、外部サービスへのデータ共有やアプリが侵害された場合の漏洩リスクを減らせます。また、アプリや開発元の信頼性がイマイチの場合は、インストール自体を避けるのが賢明です。
プライバシー保護を更に強化したい場合は、フィットネスアプリのプライバシー設定も見直しましょう。多くのフィットネスアプリはスマートウォッチと同期して機密データを収集しています。フィットネスアプリのセキュリティ強化対策についてはこちらの記事をご参考ください。
スマートウォッチ以外にもスマートリングなどの「ウェアラブルデバイス」が普及してきています。ウェアラブルデバイスのプライバシーへの影響が気になる方は、こちらのスマートリングの記事を参考に、ウェアラブルデバイスの利用を検討されると良いでしょう。
【FAQ】スマートウォッチのセキュリティに関するよくある質問
スマートウォッチは安全ですか?
ほとんどのスマートウォッチにはPINコードなどの基本的なセキュリティ機能が搭載されていますが、安全性は各ブランドやデバイスが最新の状態であるか等によって大きく異なります。スマートウォッチのセキュリティは各ブランドやモデル次第で、一部のブランドには重大な脆弱性も確認されています。
スマートウォッチでスパイされる可能性はありますか?
はい。スマートウォッチがスパイウェアに感染すると、位置情報経由で追跡されたり、メッセージや健康データに不正アクセスされる恐れがあります。そのため、各アプリの権限を制限したり、ソフトウェアを常に最新の状態に保つ、などセキュリティ対策を行いましょう。
スマートウォッチのプライバシー上の懸念点は?
スマートウォッチは位置情報、健康指標、アプリ使用状況など多くの個人情報を収集します。これらの情報は第三者と共有されたり、データ漏洩でリークされる可能性があります。このようなリスクを軽減するため、アプリのアクセス権限を見直したり、不要な機能は無効化するのがおすすめです。
スマートウォッチがハッキングされているか確認するには?
スマートウォッチがハッキングされた場合、急激なバッテリー消耗、見覚えのないアプリがインストールされている、不明なデバイスに勝手に接続されている、などといった兆候がみられます。このような現象が確認されたら、すぐにスマートウォッチをリセットし、ソフトウェアを更新しましょう。
ウェアラブル端末にウイルス対策アプリは導入すべきですか?
スマートウォッチ専用のウイルス対策アプリは少ないのが現状ですが、スマートウォッチにペアリングしているスマートフォンに安全性の高いウイルス対策アプリを導入すると良いでしょう。これにより両デバイス間のデータ通信が保護されますので、セキュリティリスクを全体的に軽減できます。また、ペアリングしたスマートフォンでVPNを有効にして、通信データを暗号化するのもおすすめです。
スマートウォッチのデメリットは?
スマートウォッチはセキュリティ対策・設定が不十分だとプライバシー侵害の恐れがあります。過剰な量のデータが収集されていたり、安価なモデルではセキュリティが弱いなどといった懸念があります。
*本保険は、Assurant社傘下のフロリダ州の保険会社であるAmerican Bankers Insurance Companyが、Array US社またはその関連会社に対して発行した団体保険契約または包括保険契約に基づき、会員様のために引受・管理しています。補償内容、条件、除外事項については該当する保険ポリシーをご確認ください。本保険はすべての管轄区域で適用されるわけではありません。詳しくは、補償内容の概要をご確認ください。
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